5月〜6月の茶花
かっこうそう
サクラソウ科
関東地方と四国の一部に多
く、これは四国かっこうそ
うです。葉や柄に毛が多い。
あまどころ
ユリ科 地下茎が横に長く、僅かに甘
みがあるのでこの名がある。
鐘形の緑白色の花を淡紫色の
花柄の先に一輪か二輪垂れ下
げ並列して咲く。
ほうちゃくそう
ユリ科
同じ仲間のなるこゆり、あまど
ころによく似ていて区別し難い
が、これは茎が直立し上方で分
枝するのですぐ判る。
寺院の塔の軒の飾り宝鐸に似て
いるところからこの名がある。
くろばなふうろ
フウロソウ科の宿根草
ヨーロッパの原産種で特異な
花色は魅力的。
うつぎ
ユキノシタ科
「うのはな」と呼ばれ、初夏の訪れを告げる詩歌などでおなじみの花。旧暦の四月を卯月という「うづきのはな」が略されて「うのはな」になったといわれている。
みやこわすれ
キク科
野春菊ともいわれ野生の「みや
まよめな」の変化した園芸品で
花は紫色、ピンク色、白色など
がある。
いかりそう
メギ科
船の錨に花の形が似ているので
この名がつけられた。葉は薄く
ハート形、細く赤い茎の先に数
個の花を下向きに咲かせる。
とりあししょうま
ユキノシタ科
花の形が鳥の足に似ている。
葉は鋸歯があり葉茎の先に3枚くらいついている。花は長い花茎の先をさらにいくつかに分けてその周りに穂状に白い小花を咲かせる。
5月は緑が美しく次々といろいろな花が咲きみだれ、大変目を
楽しませてくれます。
ふたりしずか
センリョウ科
仲間の「ひとりしずか」は花が一本
だけであるが、これは2本あるので
この名があるが、時には3本、4本
のものもある。
数枚の大きな葉の中央から2本の穂
を出し白い小花をつける。
しもつけそう
バラ科
淡紅色の小花を沢山集めて咲かせ
蕾は小粒でこの紅色が美しい。
葉は掌状に5〜7片に裂けて周り
に切れこみがある。
昨年はカビ病にかかり、花芽が付
きませんでしたが、今年は咲いて
くれました。
ゆきのした
ユキノシタ科
山林の中に群生し、葉は円形で厚く
毛におおわれていて裏は暗赤色で冬
でも青々としているので、この名が
つけられた。
直立に伸びた茎の先に花片が2枚踊
り子の足のように垂れ下がって花を
つける。
おきなぐさ
キンポウゲ科
「3月〜4月の茶花」のおきなぐ
さの花の後のメシベです。白いヒ
ゲの老人を想わせるでしょう?
いわたばこ
イワタバコ科
渓流のほとりの日の当たらない岸壁に
はえる多年草。葉は長く厚くて大きく
光沢があり岩にぶら下がる。これが煙
草の葉に似て岩にはえるため、この名
がある。
花は10〜30センチくらいの花径を
のばし、その先に数多くの星形の紫紅
色の花を咲かせる。
ほたるぶくろ
キキョウ科
草原や山麓などにはえる多年草。
釣鐘をぶら下げたような花が咲き
花の先が5裂している。
ホタルが出る頃花が咲くからとも、
また子供がホタルをこの花の中に
入れるから名づけられたと言われ
ている。
きんしばい
オトギリソウ科
中国原産の小低木で、枝が垂れ下が
り楕円形の葉は対生して裏面は白緑
色。枝先に鮮やかな黄金色の花をつ
け、大きさは3センチくらい、5弁
で梅形、中心に黄色の多くのオシベ
があり、金の糸のようなので名がつ
けられた。
ほうちゃくそう
黄花ほうちゃくそうです。
うらしまそう
サトイモ科
湿った林の中や竹やぶなどに自生す
る。15〜20センチの仏炎苞を付
け、内部から釣糸のように長い付属
体を伸ばす姿から「浦島(太郎)草」
の名が付けられた。
みやこわすれ
キク科
ピンク色の品種です。
ちごゆり
ユリ科
百合の仲間の中では一番小さなも
ので、樹林の下に群生している多
年草。1〜2個の白い花片が6枚
星形に咲く姿は可憐で可愛らしい。
あすちるべ
ユキノシタ科
宿根草で、中国系の原種に、日本の
ショウマ類を交配させて作出したも
のが園芸種の主流を占めている。
6月頃、白、ピンク、紅、紫などの
アワ粒のような花を円錐形の長い花
穂に蜜につける。寒さには強いが高
温多湿には弱い。
のこぎりそう
キク科
宿根草で、原産はヨーロッパ、アジ
ア、アメリカで、別名「羽衣草」。
葉が細かく鋸のようにギザギザに切
れ込んでいるところからこの名があ
る。茶友のちぇしゃさんに苗をいた
だきました。
はくちょうそう
アカバナ科
北アメリカ原産。一日花で気高く美
しく白い蝶のような可憐な花です。
この白蝶草も茶友のちぇしゃさんか
ら種をいただきました。
まつよいぐさ(待宵草)
アカバナ科
竹久夢二の詩「待てどくらせど来ぬ人を・・」
で有名な花で、夕方を待って開花し、翌朝、
陽がのぼるとしぼんでしまうところから名づ
けられた。
あけぼのふうろ
フウロソウ科の宿根草
海外種でゲラニウム・サングィネウム
の名がついている。
白 蝶 草
アカバナ科
ピンクの品種です。茶友のちぇしゃさん
から種をいただきました。
姫ひおうぎ
アヤメ科
2年前に茶友のちぇしゃさんから種
をいただき、今年(H18年)ようやく
可愛い花が咲きました。
詳しいことをご存知の方はお教えく
ださい。
姫ひおうぎずいせん
アヤメ科
南アフリカ原産。丈夫な花で半日ぐらい
しか日が当たらない場所でもしっかり花
をつける。基本種は濃いオレンジ色だが
やや赤みを帯びたものや黄色に近いも
のもある。
スイカズラ科
落葉低木で、花は3〜4センチくらい、ラッパ
形で先が5裂して星形になる。花の色ははじ
め白色で次第に赤に変り、終わりの頃は紅
紫色となる。そのため同じ木にいくつかの色
の花がつくように見える。
ユキノシタ科
うつぎの仲間で洗練された上品な
花である。