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徒然記

平成22年10月21日(木)〜24日(日)    
  茨城県芸術祭茶会が茨城県立県民文化センターに於いて4日間催されました。
  二日目の22日(金)は表千家不白流・裏千家・煎茶道東阿部流の三席でしたので 
 この日に参会しました。
  10月ならではの「中置」の細水指や「白井半七」の替茶碗や茶器など大変素晴らし 
 いお道具を拝見いたし、至福の一日を過ごさせていただきました。                   

 また、土浦市、かすみがうら市、行方市、美浦村の三市一村が共催する「霞ケ浦・水の文 
化フェスティバル」が同時開催され、霞ヶ浦湖上でパステルカラーに彩られた「七色帆引き船」 
の合同操業が行われました。

  また、茶杓は西浜御殿(名古屋市)のお庭の南天の木でした。難を転じるとの事で
 した。茶入は瀬戸焼の後窯でした。
  薄茶席は床には狐の画賛が・・・。「宗旦狐」のお話でした。
  京都市上京区にある相国寺の境内のなかに、かの有名な「宗旦稲荷」があります。
 また宗旦の茶室「頤神室(いしんしつ)」が相国寺塔頭・慈照院にあるそうです。
  子供の茶席はお振袖を召したお嬢ちゃま達がお運びをしていて、とっても可愛いら 
 しゅうございました。

平成20年11月23日(日)
  麻生市の麻生藩家老屋敷に於いて「大人と子どもの大茶会」が催されました。
  そこは、江戸時代の麻生藩家老・畑家の武家屋敷で入母屋造茅葺屋根の豪壮な建
 物でした。 「麻生藩家老屋敷記念館」として一般に公開されています。
  大日本茶道学会のお社中が濃茶席・薄茶席を、子供茶道教室実行委員会が子供茶
 席子供野点席・幼稚園席の三席を担当していました。
  大日本茶道学会社中の濃茶席・薄茶席は、今年、宗旦350年忌に当たる年との
 ことでその事に因んだお道具のお取り合わせでした。
  濃茶席の床は春屋宗園筆による宗旦への手紙文・花入には椿の葉のみが生けら
 れてありました。宗旦の茶会の際の椿の花の逸話で、椿の花は寄付でいただいた和
 菓子「妙蓮寺椿」でした。

 一寸近隣の観光地へ出かけた時や思いついた事等を書き記してみました。
また、近隣の茶会の様子等もこのページへ掲載いたします。
参道
水天尊
徳善院本堂
平成18年2月10日(金)〜11日(土)
  春を想わせるような暖かな日、奥久慈 大子へ行ってみました。
  途中、常陸大宮市の「古徳沼」という白鳥池に寄りました。白鳥は40羽位はいた 
 でしょうか?
  多数の鴨が沼岸に上がり日光浴をしていました。  

薄茶の時の干菓子です。

平成21年2月26日(木)〜27日(金)
  東京から低料金の直行バスを利用して箱根小涌園に行ってきました。
  26日(木)は午後1時頃に箱根ホテル小涌園に着き、ホテル内のレストランで昼食を済ま 
 せ、チェックインの時間までホテルの庭園を散策し、その日は何処へも行かずにゆっくりと 
 温泉につかり、のんびりしてしまいました。
  翌日に方々見物しようと思っていたところ、生憎と早朝から雨だったので、強羅駅からケ 
 ーブルカーに乗り「箱根美術館」を見学しただけで、他を見物する氣にもなれず、早めにホテ 
 ルに戻り、みやげを買い帰路の直行バスにて帰ってきました。
  乗り物に弱いのでバス旅行は氣が重かったのですが、最寄の神立駅から東京までの往 
 復はグリーン車を利用し、酔い止めの薬を服用して快適に行ってこれたのですが、箱根を充 
 分に見物出来ずに残念でした。
  箱根美術館は世界救世教の教祖・岡田茂吉によって昭和27年に設立されました。
  常滑・瀬戸・信楽・丹波・備前の作品を中心に縄文時代から江戸時代までの日本古陶磁 
 が展示されています。仁清の水指・仁清の茶碗・乾山の香合等も展示されていました。
  また、庭園も素晴らしく庭園内に茶室「真和亭」があり、立礼でのお点前を拝見しながら 
 抹茶をいただいてきました。

平成26年1月1日(水)        

  皆様、新年おめでとうござjます。    
  本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。   
 (談話室に多量の迷惑な書き込みが入るので、一時談話室を閉鎖しましたので、こ
 ちらにてご挨拶申し上げます。

  今年も例年の如く初詣は桜川市の「雨引山楽法寺」に行き、護摩祈祷を受けてき
 ました。
  雨引山楽法寺は、坂東観音霊場第24番の札所で、ご本尊は「延命観世音菩薩」
 で1400年前の用明天皇の頃に中国の法輪独守居士によって霊峯雨引山上に奉安
 され、以来、推古・聖武・嵯峨の三天皇の御尊崇をもらい、更に安産子育の観音とし
 て名高い関東随一の霊場です。
  聖武天皇のお后の光明皇后さまがご自身で書写された法華経と肌身につけていた
 緋色の常衣を奉納して安産祈願をされたところ、無事安産にお子様が誕生されたの
 で、勅願寺と定め、爾来歴代の皇后・中宮さまに安産のお守りと腹帯を奉呈してきた
 とのことです。
  国指定重要文化財の「延命観世音菩薩」は一本の木から造られた一木造りの高さ
 1メートル56pの仏像で、平安時代に制作された由。
  今年は80年ぶりに「甲午・御本尊特別大開帳」が始まり、御本尊を拝してきました。

  昨年11月30日(土)に岩瀬方面から雨引山へ登った時は頂上に着いた時、すでに 
 12時半頃になっていたので、頂上で昼食を済ませ雨引観音の方面に下りずに下山 し
 たので、今日は雨引観音から頂上を目指し登ってきました。登山道にはぎっしりと落ち
 葉が積もっていて滑りやすく、また運動靴なのでゆっくりと時間をかけて登り、往復1時
 間20分位掛かってしまいました。         
 

平成17年4月29日(金)〜30日(土)    
   福島県 猫啼温泉に行ってきました。
  29日は棚倉町の奥久慈県立自然公園内にある山本不動尊を参拝しました。参道 
 をゆっくり歩き「徳善院本堂」・「護摩殿」・「御本尊」の順に参拝しました。御 
 本尊までは130段の石段と36童子像が迎えてくれています。巨岩の洞窟に御本 
 尊が安置されていました。弘法大師が東北行脚の途中ここに護摩壇を築き八溝山系 
 に住む悪鬼を調伏祈願したのが始まりなそうです。  
陽 明 門
 陽明門は装飾彫刻が500余りあるので別名「日暮門」と呼ばれて
 いるそうです。

平成22年7月11日(日)
  つくば市茶道連合 紫翠会の特別企画「ユニセフ支援 慈善茶会」がつくば市の由緒 
 ある古民家に於いて催されました。
  600年も前に源氏から逃れて来てこの地に移り住んだという一族の内のお一方のお 
 屋敷で、広大なお屋敷と沢山な緑の中でのお茶会でした。
  お濃茶席・お薄席の先生はじめお社中の皆様のお暑い中でのご準備のご苦労のお陰 
 と7月ならではの素晴らしいお道具の数々に至福のひとときを過ごさせていただきまし
 た。感謝申し上げます。また、嬉しい出会いもありました。

  その後、蔵の街・真壁町のひなまつりを見物して来ました。2回目の昨年は1 
 ケ月間で5万人を超える人が訪れたそうです。今年も大勢の人で賑わっていまし
 た。
  109軒の家に古い人形や珍しい人形が飾られていて大変楽しめました。
  翌日は肌寒い曇り空でしたが、筑波梅林に行きました。
  紅梅は七分咲きで、白梅はまだまだの状態でした。暖冬と言われていたようですが
 平年なみのようです。ガマ園で「ガマ口上」の実演をしていました。
 芝桜の絨毯の間を通りながら丘の上の方へ行き、西方面へ少し行くと枝垂桜も満 
 開の状態で大勢の人達が宴会を楽しんでいました。
 武甲山は秩父の産業を支えている山で、石灰岩で出来ている為、採掘により日々 
 姿を変えて今や山頂まで削り採られています。 
 また、秩父三十四ケ所の観音霊場札所があり、その内の十一番札所・南石山
 楽寺
が近くにありました。 
 芝桜の丘の反対側の小高い丘に敷物を敷きお弁当を食べながら見る芝桜の絨毯は何 
 よりのご馳走でした。
H17年4月23日(土)  
  埼玉県秩父市の羊山公園の芝桜見物に行ってきました。芝桜の丘は、秩父市内が眼下 
 に見える小高い丘にあり、南側の一角に、約14,500uの所に11種類の約333,000
 株の芝桜が植えられていて、一面花の絨毯を敷き詰めたような素晴らしい景色でした。
  その模様は秩父夜祭の屋台や笠鉾の囃し手の襦袢模様と夜祭の躍動感をデザイン化
 したそうです。
 小和清水は、式部の産湯として使われた所で、背後の丘は父国康の屋敷跡で、更に車で 
進むと式部が祀られている金子山光国寺があります。

 30日は須賀川の牡丹園に寄りました。須賀川牡丹園は昭和7年に国の名勝に指定され、
広さ10ヘクタール(東京ドームの3倍の広さ)の園内に290種・7000株の牡丹が咲き誇
るそうですが、残念乍ら殆どが蕾の状態でした。
 芍薬に牡丹を接木したという牡丹が少し咲いていました。
金子山光国寺
金子山御本尊
小和清水
式部像
 和泉式部は天元2年(979年)福島県石川町の長者・安田兵衛国康の一人娘として生まれ 
玉世と名付けられ13歳の時京にのぼり大友久呂主卿の養女となり、名も「和泉式部」と改め 
平安時代中期を代表する女流歌人としてその名を後世に遺しました。
 故郷に残された式部の愛猫は、偲んで三日三晩鳴き悲しみ病み衰え、式部がこんこんと湧 
く清水で顔を洗い髪を梳かした泉に来て浴しているうちに病も癒えて美しい猫となったことから 
里人達はこの泉が霊泉で緒病に効顕があるので「猫啼」と名付け、湯治場を設けたとの事です。
部屋からの景色
式部のやかた「井筒屋」
部屋からの景色
  29日は猫啼温泉・式部のやかた「井筒屋」に一泊しました。井筒屋は日本文化の息づき 
 を感じるやすらぎとぬくもりの雰囲気ある旅館でした。
  お料理も懐石を中心に四季の彩りで二の膳まで付いて食べきれませんでした。
130段の石段
護摩殿
御本尊
弘法大師像
平成17年7月18日(月・祝日)
  東京 中野サンプラザ大ホールにて、第30回不白流白和大会ならびに第38回 
 不白流白和会夏期講習会が開催されました。大ホールは2000名近い会員で一 
 杯でした。
  午前は、お家元のご挨拶・続いて80歳の賀を迎えられた13名の先生方に対し 
 敬老表彰が行われました。
  その後、第4回不白流茶道工芸大賞 受賞式で高取味楽窯の十四代味楽・亀井 
 又生庵先生が受賞されました。続いて、亀井又生庵先生による「高取焼の今昔」に 
 ついての記念講演があり、ビデオ「土は細やかに 釉は雅に」が上映されました。 
  午後は、直門先生方の流れるような美しい模範点前による
 @ 小習十三ケ条の内 炭所望
 A 炉の薄茶重ね茶碗(米棚にて)
 B 小習十三ケ条の内 仕組茶碗(濃茶・包み帛紗)
 の実技を拝見いたしました。大変有意義な一日でした。
平成17年9月1日(木)
  裏千家流の先生の月釜に茶友とお伺いいたしました。毎回楽しみにお伺いさせて 
 い ただいています。
  大亀老師が逝去なされた由で大亀老師箱書の茶杓「五風十」の茶杓飾りのご趣向 
 でした。お床も、大亀筆の「一味禅」でした。お花は葛の花で私にとっては珍しい
 花の感でした。薄茶の方は、茶箱の「月点前」でした。
平成17年12月15日(木)
  いつも楽しみにしている月釜に社中のKさんとお伺いいたしました。
  濃茶席は12月15日・忠臣蔵の討ち入りというお道具の取り合わせでした。 
  薄茶席は一足早いクリスマスのご趣向での大変楽しい茶会でございました。 
  袋田の瀧は幅73m、高さ120mあり日本三大瀑布の一つとなっている。西行  
 法師が「四季に一度づつ来てみなければ本当のよさは味わえない」と春夏秋冬と  
 四度瀧を見に来たので「四度の瀧」とも呼ばれているそうです。
  「花もみち 経緯(よこたて)にして山姫の          
         錦織出す 袋田の瀧」     西行法師(平安時代の歌僧   

  「いつの世に つゝみこめけむ袋田の
         布引出す しら糸の瀧」   徳川光圀(水戸徳川藩二代藩主)   
  「もみち葉を 風にまかせて山姫の
         しみつをくゝる 袋田の瀧」 徳川斉昭(水戸徳川藩九代藩主)  
   
  「ホテル 奥久慈」に一泊し、翌日ゆっくりと「袋田の滝」の氷結を見物しました。ここ2 
 〜3日暖かい日が続いた影響で氷結が溶けていた個所もあり一寸残念でした。
  時間が充分にあったので、月居山ハイキングコースに挑戦しましたが、そのハイキン 
 グコースは距離1.6kmの中に14ポイントあり楽勝と思っていましたら、1ポイント〜2 
 ポイントまでは急な石段が330段もあり、そのうえ狭いので途中休憩も出来ず一気に登 
 った為2ポイントに着いた時には気分が悪くなってしまい、その先は断念しました。普段、
 いかに運動不足で体が鍛えられていないかを痛感いたしました。
 23日(日)のお茶会の二席目の後、田母沢御用邸の内部を見学いたしました。
 家康公の神柩をおさめた奥宮御宝塔は唐銅製で(五代将軍綱吉公
 の時に改鋳)重要文化財になっています。
 坂下門へと続く回廊の長押の牡丹の花の下に「眠り猫」が
 左甚五郎により彫られています。
眠 り 猫
平成18年4月22日(土)〜23日(日) 
   表千家不白流栃木県支部創立55周年記念茶会が23日(日)に催されるに当た 
 って、茨城支部の会員達は貸切バス一台で前日の22日(土)に出発し、日光市の東 
 照宮を見学いたしました。
   東照宮は、元和3年(1617年)に二代将軍 秀忠公により徳川家康公を奉祀 
 し、創建された神社で社殿は20年後の寛永13年(1636年)三代将軍 家光公 
 により「寛永の大造替がなされ今日に至り、平成11年に「世界遺産」に登録された 
 とのことです。    
  東照宮の表門をくぐって左に進むと唯一の素木造りの神厩舎があり、最初には徳
 川家康公が関ケ原の合戦に乗馬された馬が奉納されたそうです。
   長押の上に猿の一生が8面にわたって順に彫られていて、その中の三猿の「見ざ 
 る・言わざる・聞かざる」は有名です。

平成18年10月14日(土)
  土浦市恒例の「土浦全国花火競技大会」(第75回記念大会)が市内の桜川河
 畔開かれました。
  予定では、一週間前の7日(土)でしたが、台風の影響による前日の大雨の為
 に14日の実施になり、私は翌日15日に早朝東京行きの予定があったので、大
 変残念なことに観覧を諦めました。花火師たちの技の結晶が華麗に花開いた写
 真を(デジカメ素人の主人が撮影したので、秋の夜空を彩る光の競演の素晴らし
 さを再現出来ていませんが) 
 お楽しみください。                                         

平成19年12月9日(日)
  平成17年に紹介しました、かすみがうら市民家のクリスマスのイルミネーションを今 
 年もまた見に行ってきました。
  大勢の人々が見物に来ていて、当市の観光スポットの一つになっているようです。
  テレビ局の取材があり、19日にTBSのイブニング5で放映されるようです。
  

妙蓮寺椿

平成20年12月14日(日)
  つくば市「山水亭」に於いて、第6回つくば市茶道連合紫翠会「節季茶会」が催されました。 
 この日は生憎の雨模様でしたが、廻りの木立の緑がしっとりとしていて大変落ち着いた雰  
 囲気をかもしだしていました。
  濃茶席も薄茶席も裏千家流のお席で、14日は皆さんご存知の赤穂浪士の討ち入りの日  
 ですね。その事に因んで、 床は「一心貫」・香合は陣太鼓(桑木地)・茶杓の銘が「山川」等  
 と忠臣蔵の画面が浮かんでくるようなお取り合わせで、大変楽しませていただきました。
  お干菓子も「雪の結晶・松葉」でした。
  また、点心も美味しくゆっくりと賞味させていただきました。

平成21年1月1日(木)
  初詣は毎年「雨引山楽法寺」へお参りしています。今年は主人も私も方位厄年で厄除け 
 祈願をしてきました。
  雨引山(茨城県桜川市)は用明天皇二年、法輪独守居士が創立し、本尊は延命観世音 
 菩薩で、推古・聖武・嵯峨の三天皇 の勅願寺だそうです。
  安産・子育て祈願で有名な寺です。

苔を守るための敷き藁

平成21年3月5日(木)
  毎月、楽しませていただいている月釜にお伺いしました。
  100回記念とのことで、100回も続けて月釜をなされてきたことに深く敬意を表した 
 いと思います。
  当日は白河藩主から幕府老中となった松平定信筆のお軸や白河お庭焼の水指・玉  
 柏手の古瀬戸茶入・鈴木蔵作の志野茶碗等素晴らしいお道具ばかりでした。
  また、茶杓が先生のご自作で銘が「響流(ゴール)」(池田瓢阿茶杓師により)で100 
 回にゴールしたとの先生のお話に客一同「更に200回をめざして下さい。」と・・・・・
  至福のひとときを過ごさせていただき有難うございました。

  「玉柏手」について調べてみました。
  中興名物 瀬戸金華山の中の一。小堀遠州が「千載集」の「難波江の藻にうつもる 
 玉柏あらはれてたに 人を恋ひはや」の歌を引用して命銘されたようです。
 

平成22年1月21日(木)  
  曇り空でしたが、暖かな日でした。今年で10周年を迎えられるという月釜にお伺いたし 
 ました。おめでとうございます。その間、大変楽しませていただきました事を心から感謝い 
 たし、敬意を申し上げます。
  濃茶席では嶋台茶碗で美味しいお抹茶とお菓子をいただき至福のひとときでした。
  菊形で環付が蟹の大きくご立派なお釜が目から心に伝わりました。
  薄茶席ではお酒を一献と八寸の珍味を頂戴いたし、先生のお心遣いに感激いたしまし 
 た。大炉での逆勝手のお点前を拝見しながら、お干菓子をいただき、お薄をいただき、ゆ 
 っくりとした時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。             

平成22年5月3日(祝日)        
  「薫風自南来」の言葉そのものの爽やかで清々しい日よりでした。
  東京の「音羽護国寺茶寮」に於いて「不白流白和会春季茶会」が催されました。 
 「楓の間」・「牡丹の間」・「草蕾庵(濃茶席)」・「不昧軒」・「円成庵」・「宗澄庵」の六席
 の内濃茶席の草蕾庵ほか三席に入席し、至福の一日を過ごさせていただきました。 
  それぞれの茶席では流祖筆や当代筆の軸や流祖作や当代作の茶杓が使われてい 
 たり茶入が流祖作の「瀬戸釉大海 銘・磯馴の松」で大変興味深く拝見させていただき 
 ました。そのほか茶器や茶碗なども素晴らしいものばかりでした。
  大勢のお客様で、どのお席も三席目とか四席目とかで大分立ちどうしで待っていた為 
 大変疲れて帰ってきました。
  しかし、素晴らしさが鮮明に余韻として残り幸せ感に酔いしれました。                  

平成22年11月9日(火)
  「ホテルインターコンチネンタル東京ベイ」に於いて表千家不白流第2回全国 
大会が 開催されました。
 九州支部をはじめ福岡・四国・大阪・名古屋・山梨・埼玉・豊橋・茨城・栃木・ 
室蘭・沖縄の各地から会員の皆様が大勢集い盛大に華やかに催されました。 
 濃茶席の床には、開炉にふさわしく流祖筆の「千年丹頂鶴」と「万年緑毛亀」 
の双幅が掛けられていました。
  古銅 獅子面の花入れに枇杷と南天が生けられていました。開炉に枇杷を 
生けるのは何故か?と主催の本部の先生にお伺いしたところ、利休さんの頃に 
も使われていて流祖も使っていたことと時季の花で「火除け」の意があるとのこと 
でした。
  香合は新好 宝珠・四天王寺毬子写
お棚は当代好の新棚の「旭日鳳凰棚」で、棚の中に朱手桶の水指がすっぽりと収 
まっていました。
  茶入は古瀬戸 銘「常盤」
  茶杓は先代作 銘「千歳」
  茶碗は月船公作  柳原 金海写
    替 流祖作 赤楽 銘「秋の山」
    替 眉山(三代) 赤 伊賀写 銘「金剛力」   等々

  薄茶席は炉用の立礼卓を三卓並べて、三人の半東さんがお正客さんにお茶を 
 お運びする時の動線が巴の形になるように立礼卓を配し巴点としていました。
  雪月花の道具組で、
  雪の卓は茶器 不白好 雪月花棗
        茶杓 流祖作 銘 しら雪
        茶碗 当代作 雪月花の内 雪
  月の卓は茶器 眉山好 玉兎棗
        茶杓 流祖作 銘 月
        茶碗 当代作 雪月花の内 月
  花の卓は茶器 不白好 鶏頭棗
        茶杓 流祖作 銘 花
        茶碗 当代作 雪月花の内 花    等々

  茶会後、懇親会パーティにて東京湾の絶景を望みながら夕餉を楽しみました。 
  主催のお家元様はじめ東京本部の先生の皆々様のご苦労のお陰をもちまして 
 至福の一日を過ごさせていただきました。心から感謝申し上げます。有難うござ
 いました。

 その後、表千家不白流の流れをくむ茶室「物外軒(ぶつがいけん)」を見学しようと行きまし
たが、大震災の影響で建物に被害があったとのことで園内に入れませんでした。
 「物外軒」は明治初め頃に市の萬屋・長四郎三によって建てられ、明治34年に現在地に移
築されたそうです。
 四郎三は不白流の川上眉山(三代目)の手ほどきを受け、その後四代目の許で修行、「物
外」の号を受け、茶室を「物外軒」とした。
 東京の護国寺内の茶室「化生庵」と同型です。

 茶室では明日(日曜日)の月釜のため表千家不白流の社中の方達が準備の最中でしたが
内部を見せていただきました。

茶 室

茶 室

草雲美術館

 その後、市内の白石山房内の足利市重要文化財の「田崎草雲(画伯)旧宅」・「草雲美術  
館」を見学して来ました。

平成24年2月19日(日)  
  深夜の1時30分に起床し、2時30分に自宅を出て、茶友と守谷市の「和の文 
 化室」主催「茶事の会」の「暁の茶事」に参加しました。
  連客は12名で、4時の入席でした。
  3時30分に玄関へ入り、身支度を整えて寄付(待合)に進み、客全員が揃った 
 ところで詰の大役を仰せつかった私が客の人数分だけ「板木」を打って知らせまし 
 た。ほどなくして汲出し盆が運び出され、汲出しの甘酒をいただきました。
  露地へ出て腰掛へ・・・・露地には露地行灯が所処に置かれてありましたが、周 
 りは真っ暗で飛び石がよく見えない位の暗さでした。 
  外腰掛には藁灰の入った火鉢が2ヶ所に置いてあり、手焙りも2個置いてありま 
 したが12名の人数には少ないと思いました。酷寒の寒さでしたので、ぶるぶる身 
 震いをしていました。
  しかし、ご亭主側のこの寒さの中早くからのご準備のご苦労を思いますと寒いな 
 どと我侭は言えません。
  迎付を受け、蹲にご用意された湯桶にて手と口を清め、茶室へ入りました。四畳 
 半台目でした。竹檠が炉辺近くに、手燭が床や茶室の所々に置かれてあり、ほんの 
 り明るくほんのり暖かでした。お軸は「渓梅一朶香」でした。
  常の通り主客の挨拶後、前茶をおもあいで頂戴いたしました。
  お炭点前は「巴半田」を持ち出し、底取りで炉中の炭火のすべてを巴半田の中に 
 あげ炉の灰を整え、巴半田にあげた炭火のうち3個を種火として炉に置き、通常の 
 通り炭点前をしました。(埋火になっていると思っていましたが?違いました。) 
  そして、最初に入った「待合」に動座し、懐石をいただきました。
  懐石の終わりの頃になると灯火の勢いも衰えてきて、それにかわって暁のほのか 
 な気配が窓を通して感じられると期待していましたが、感じることが出来ませんで
 した。 
  和菓子は「暗くてよく見えないでしょうから露地でどうぞ」といわれたので、懐 
 紙に包んで露地に出て外腰掛にて賞味しました。練切の「梅」でした。
  中立のこの時は初入の時とは違って少し空が白んできたように思えました。
  席中よりの迎付の銅鑼の音で後入りし、また床を拝見しますと立派な「蕗の薹」 
 が床の中釘にかけられていました。
  茶事のメインとなるセレモニーの濃茶点前が始まった頃、簾が巻き上げられ、い 
 くぶん茶室内が明るくなりましたが、外よりは暗いので竹檠の明かりも拝見の助け 
 になったように思います。
  濃茶の順服後、続き薄茶となり、その後初入の時と同様に退出の挨拶をして露地 
 に下り主客揃って無言礼の総礼をして待合に戻り、客一同お互いにお相伴の挨拶を 
 して身づくろいをし帰途につきました。
  大変楽しい至福のひとときを過ごさせていただきましたことに感謝いたします。
  ご亭主様・半東様・お水屋のスタッフ様がお疲れが出ませんことを祈念いたします。 
 

庭 園

太鼓橋

座 敷

板の間

平成25年12月23日(祝日)   

  茶道具店「栗山園」主催の紫山会茶会が土浦市の老舗料亭「霞月楼」で催されました。 
  三畳台目の小間で筑波大の先生(裏千家)がお濃茶の席を、広間で大和遠州流の社中 
 が薄茶席を、石州流の社中が立礼席をそれぞれ担当して催されました。
  大和遠州流の社中は全員が男性でしたので、男性の点前を充分楽しませていただきま 
 した。小間のお濃茶席は筑波大で人文社会系を専門にしている先生なので、茶の湯に造 
 詣が深くいろいろと勉強になりました。
  立礼席は石州流ならではのご趣向で、楽しませていただきました。 

徒然記U

平成23年6月
  「お知らせコーナー」にてお知らせしました6月5日(日)に開催しました土浦霞会主催の  
 「東日本大震災チャリティー茶会」も無事に終了いたしました。
  皆々様のご協力により、茶券の売上327,000円、募金箱へのご寄付18,602円、以上 
 合計345,602円を義捐金として当会の会長が土浦市役所へ赴き、市役所を通して被災  
 地へ寄付させていただきました。
  皆々様のご協力に感謝いたします。有難うございました。

平成23年5月14日(土)
  早朝6時半自宅を出発、栃木県の「あしかがフラワーパーク」へ行ってきました。一週間  
 位遅かったようでしたが、充分楽しめました。

平成21年8月22日(土)
  当流茨城支部全体での「浴衣ざらい茶会」がつくば市の「山水亭」に於いて催されま  
 した。直門先生方のご配慮で家元師範・正師範有資格者が席主を任されました。それ   
 ぞれが道具を持ち寄って直門先生方のご指導をいただきながら「濃茶席・薄茶席・立礼  
 席」の三席を設えました。

  濃茶席・・・床    無一物  大亀老師    花入   根付二重切 布袋形   
         香合  堆黒            風炉先  清流透かし
         水指  御深井焼香炉形      茶入    瀬戸 銘 清閑  
         茶杓  銘 無尽蔵 瑞巌老師   主茶碗  白楽 九代長左ェ門   
         菓子  せせらぎ          替   赤楽・黄伊羅保   
         

  薄茶席・・・床    一期一会  前田昌道師   花入  輪籠 当代家元造  
         香合  虫篭蒔絵   
         水指  釣瓶             薄器  笹に虫沈金大平棗   
         茶杓  秋の声 橋本紹尚師      主茶碗  高麗青磁 柳海剛   
         菓子  葛焼            替  色絵野あざみ 美濃焼   
    
  立礼席  短冊    山水在清音  七世宗順筆
         香合  舟
         水指  ガラス大鉢         薄器  潤尻張   
         茶杓  天の川  佐藤朴堂師    主茶碗  泡ガラス 
         菓子  川下り   変り観世         

  いずれのお席も三席づついたしました。
  お客様のご協力により、無事に茶会が終了し、会員一同の会食となりました。

平成25年5月3日(祝日)   不白流白和会 春季茶会 
  東京音羽護国寺茶寮にて不白流白和会茶会が催され、大勢のお客様で賑わっていま  
 した。茶席が6ヶ所あり、大勢でしたので、どこの席も3席待ち4席待ちの状態のため、3 
 席しか楽しめませんでした。
  しかし、どのお席もおj軸・茶杓・茶碗など流祖作や当代作の茶道具が多く、ここでの茶 
 会以外ではなかなか拝見出来ない物ばかりでした。
  お家元ご夫妻もお出ましでいらしゃるのですが、御目文字できず残念でした。
  

平成25年3月6日(水)  
  年に3回程度「茶事」をしている会に入会させていただきました。
  客と水屋にわかれ、最初なので客側にさせていただき、まぼろしの茶事と言われている
 「茶飯釜」の茶事を楽しみました。
  一ヶ月位前に正式な巻紙でのご案内をいただき、感激しました。それには、連客の方の
 名が書かれており、客は5名でした。
   弥生 初六日 午前十時半寄付のご案内を受け、袴付に入り身支度を整え、半東さん
 のご案内で寄付に・・・床には「画賛 春風四澤」が、汲出をいただき、外腰掛に・・・露地  
 が綺麗に手入れされておりました。程なくしてご亭主の迎え付けを受け、順次、蹲にて手、
 口を清め四畳半台目の茶室に・・・
  本席の床には「洗心」、象牙の香合が・・・・
  初炭点前後後掃きをし、長盆に必要な物を載せ持ち出し、米を入れて釜を掛け、ご飯が 
 炊き上がるまで、ご亭主が香盆を持ち出し、最上級のお香を聴かせていただき、幸せで し 
 た。お懐石では、お手間の掛けられた美味しいお料理をゆっくりと頂戴いたしました。
  和菓子をいただき、中立になり外腰掛に・・・
  銅鑼の合図で後入し、床の花・花入を拝見し、点前座の備前の片口水指、茶入等を拝見 
 し、自席に・・・
  茶事のメインのセレモニーのお濃茶、続き薄茶と・・・・
  薄茶では「六歌仙」(紀貫之が”近き世にその名きこえたる人”として挙げた6人の歌人) 
 の歌が書かれているお茶碗でお薄を頂戴しました。
  久し振りに至福のひとときを過ごさせていただき感謝の心で一杯です。
  お疲れが出ませんように祈念いたします。    
 

長屋門

母 屋

衣裳蔵

軒付け

延命水

平成20年11月1日(土)〜9日(日)
  「第23回国民文化祭・いばらき2008」が茨城県を舞台として開催されました。
  国民文化祭は全国各地からトップレベルの文化芸術愛好者達が一堂に会し、様々な分 
 野で発表・競演・交流を繰り広げる国内最大の文化芸術の祭典です。
  茶道フェスティバルとしては、「黄門さまのふるさとで茶席巡りをどうぞ」のキャッチフレー 
 ズで2日(日)〜3日(月・祝)の二日間、弘道館・偕楽園好文亭・県立歴史館双宜庵・講堂 
 の四ヶ所で各諸流がお釜を掛けました。
  当表千家不白流は3日(月・祝)に歴史館双宜庵にて茨城支部のメンバ−が担当いたし 
 ました。私もお手伝いを予定していましたが、生憎2日から風邪の症状が強く出てしまい、
 お手伝いが叶いませんでした。大変残念でした。
  
  また、11月8日(土)〜9日(日)は「生活文化総合フェスティバル」として土浦市の霞ケ浦 
 総合公園に於いて、茶道・華道・香道・盆栽・将棋など日常生活に密着した様々な生活文  
 化が展示され実演されていました。
  9日(日)に娘と小6の孫と一緒に抹茶席や煎茶席を楽しみ、孫は煎茶のお点前を体験い 
 たしました。そしていろいろな模擬店を巡ってきました。
  表千家流の立礼のお席の脇に本格的な茶庭がしつらえてあったことに大変感動いたしま 
 した。

仁王門

本堂正面

本堂・・・観音堂

多宝塔

東照山王権現社殿・・社殿内から
 徳川家康本像や徳川将軍歴代
 の位牌等が発見されたそうです。

平成21年2月11日(祝)
  土浦市霞月楼に於いて、茶道具店「栗山園」主催による第2回紫山会茶会が催されました。
  濃茶席は石州流のお席で、待合に藤原家隆の歌「春をのみ まつらん人に山里の 雪ま 
 の草の「はるをみせばや」のお軸が掛けられていました。
  藤原家隆(1158年〜1237年)は後鳥羽院の時の歌人で藤原定家と同時代の人で紫  
 式部の祖父の八代孫?だったそうです。
  赤膚焼のお香合に石州流の家紋「矢羽根」の図が、主菓子の上用饅頭にも矢羽根の焼  
 印が押されていました。
  薄茶席(表千家流)・立礼席(裏千家流)は共に還暦祝いのお席で、お軸の吉祥や香合 
 の亀・主碗が鶴青海波・茶杓が千歳とお目出度尽くしのご趣向でした。
  最後に点心席にまわりゆっくりと美味しいお懐石を楽しみ至福の一日を過ごさせていた 
 だきました。

平成24年1月8日(日)        
  久々の更新です。今年から頑張って更新をいたしますので、お立ち寄り下さいま
 せ。  
  昨年の2月から「守谷和の文化教室」主催の月釜に出掛けて楽しませていただい 
 ておりました。
  毎月ご趣向を変えて、時には伝授物の点前等も拝見させていただきました。
  今日は、初釜のご趣向で床にはご立派な蓬莱山飾り、お軸は「無事是好年」、香 
 合は松絵の蛤、真台子に翠嵐造の皆具で嶋台茶碗の一つの金の茶碗での濃茶、葩 
 餅もいただきました。
  薄茶 は点て出しでいただきました。
  いつ も最初に軽い点心が出されます。それも楽しみの一つです。
 

平成25年1月31日(木)〜2月1日(金)   
  予ねてより念願であった「県立国民宿舎 鵜の岬」に予約がとれたので行ってきました。
  行く途中、高萩市の茨城県指定文化財の江戸時代中期(安永2年・1773年)頃に建 
 立された豪農の「穂積家住宅」に立ち寄りました。

明治時代        明治時代        明治時代       明治時代
武甲山
常楽寺
平成17年2月12日(土)〜13日(日)
  午後から筑波温泉ホテルへ出かけようと思っていた時、長女と孫達が「バレン 
 タイン」のチョコレートを主人に持ってきてくれたので、皆でお茶をしてから4
 時頃に家を出て温泉に向かいました。夕方になってしまったので「カーナビ」を
 距離優先に設定して、しかも急坂で相当に凹凸の激しい道でした。ホテルに着
 いた時は辺りは薄暗くなっていました。
江戸時代        江戸時代        明治時代       明治初期     
  
 
 
  
ガラスひな       花のひな         石のひな       珍しいひな
大正時代        昭和時代        大正時代       大正時代
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