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平成22年4月4日(日)春季茶会

交趾 犬  中村翠嵐造

 今年も桜花爛漫の中、恒例の「土浦茶道霞会春季茶会」が土浦市亀城プラザにて催され
ました。
 裏千家流・大日本茶道学会・表千家不白流の三席とおしのぎ付の茶会でした。
 表千家不白流は当久保田社中が土浦茶道霞会に加盟して以来初めて懸釜をさせていた
だきました。
 300人近いお客様が入席される茶会は初めてのことで、午前10時〜午後3時半の間に
12席〜13席位(一席に24人位しか入れない狭い茶室の為)をこなさなければならない為
大変でした。
 いろいろと学ぶことや反省すべきことが多々ありました。大変貴重な体験をさせていただき
ました。
 今回は桜でお馴染みの「花咲爺さん」の取り合わせをいたしました。

 桜は日本最古の書「古事記」の中に「このはなのさくやひめ」と記載されていて、この
「さくや」が変化して「サクラ」と名が付いたようです。
 また、日本には古くから春や秋に若い男女が野山に繰り出して遊ぶ「歌垣」という風
習があり、それが「お花見」の起源になったようで、この当時は桜だけでなくいろいろ
な花を指していたようです。
 筑波山近辺でも奈良時代以前からこの風習が存在していたそうです。
 お花見が「サクラ」を指すようになったのは、秀吉の豪華な「醍醐の花見」以後からの
ようです。


写真を撮っている余裕がなく諦めていたところ、いつもいろいろとご教示いただいている筑
波大の先生が送ってくださいました。
 感謝申し上げます。ありがとうございました。

花 桜  花入 笊

「今日幸閑」 418世宙宝筆

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銘  心の華  つくば いとう製

行李蓋  松  火入 赤絵 

主 黒楽  9代了入造  覚入極
替 色絵連山文 16代永楽善五郎(即全)

茶器 扇面桜蒔絵大棗  西村一勇
茶杓 野遊          小堀卓巌

鬼面風炉・真形釜  12代美之助造 
水指 萩灰被  指月窯 波多野善蔵