後 座
平成30年2月25日(日)
曇りの空模様でしたが、穏やかな日和の中、社中の生徒で都合の良い者7名と同流の茶友
2名をお誘いして、久方振りに「茶飯釜」の稽古茶事をいたしました。
「茶飯釜」は正式な茶事の中にはないので、「まぼろしの茶事」と言われているそうです。
「茶飯釜」は別名「宗徳釜」と言われているようです。侘び宗旦が堺の茶人で、弟子の「銭屋
宗徳」に贈ったのが始まりで、宗徳は、生涯 茶飯釜一つを自在に掛けてお茶を飲み、ご飯を
炊いて、侘茶を楽しんだそうです。
今回は小間道友庵の水屋を寄付・待合にするため、流し等を隠すために、屏風を置き、軸を
掛け、しつらいの工夫をしました。汲み出しに「甘酒」を・・・・・・
平成22年に「茶飯釜」の茶事の流れをアップしているので、今回は省略します。
客側7名と水屋側は東・半東・私の三人なのですが、私は客の懐石料理のいただき方の指導
等で茶室にいたので、半東一人で大変のようでした。水屋側は最低三人は必要でした。
濃茶 東のNさん
※ 茶室での指導と水屋の方の仕事の両立で初座は一部しか撮影できませんでした。
向 付 真鯛の黄金和え・寿のり・ホーレンソウの軸・かけ醤油
煮物椀 海老の卵寄せ・芽レン草・しめじ・松葉柚子
金色(汁器) 湯葉・ホーレンソウ
焼 物 ブリの照り焼き
炊合せ鍋 里芋・筍・蛸団子・春菊・針柚子(鉄鍋で)
強 肴 椎茸の旨煮・胡瓜のあいまぜ 和え衣(ねりゴマ・薄口・酢・砂糖)
箸洗い 梅干の種・針生姜
八 寸 銀杏の松葉さし・フナの甘露煮
香の物 赤カブ・タクワン・野沢菜
湯 斗 おこげ
懐石料理
薄茶 半東のHさん