市の史跡・文化財へ
参考文献 講座資料
平成26年10月18日(土)   
  「閑居山でジオ探検しよう」のキャッチフレーズで、かすみがうら市と石岡市の市境に位置 
 する標高201mの閑居山を市の学芸員さんの案内で探検してきました。
  ジオとは「地球」や「大地」を意味する言葉です。
  現在6市町村(かすみがうら市・土浦市・つくば市・桜川市・石岡市・笠間市)と3団体(産 
 業技術総合研究所・筑波大学・筑波山神社)が協力し、筑波山地域のジオパーク認定を目 
 指し活動が進められています。 
  
  閑居山は「水郷筑波国定公園」の一部で、「茨城の自然100選」にも選定されています。 
  この山は、後期白亜紀から古第三期の初めに形成された、花崗岩という岩石からなって 
 いて、この岩肌に百体磨崖仏が刻まれていたり、たくさんの石造物が遺されていて、「地質 
 と人の信仰」の交わりを非常に強く感じ取ることができます。
  閑居山のふもとには、かって「願成寺」という寺院が存在していて、この寺院の名前は、古く 
 は「吾妻鏡」という鎌倉幕府の公式記録に登場しているそうです。
  願成寺は平安時代末期、志筑山麓に存していたことは事実のようです。安土桃山時代頃に 
 衰退したそうです。
  江戸時代になって志筑に移ってきた本堂氏が再営したそうです。
梵字
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ここに入ってみましたが、途中に水が溜まっていて先までは行けませんでした。
かすみがうら市のジオ探検 閑居山
野立所から一段高い所からの眺望
 石切の痕跡が残る岩・・・巨大な石を割る際、規則的に並んだ矢穴を掘り、そこへ 
  タガネを打ち込み、玄翁でたたくと、綺麗な断面で石を割ることが出来る。この岩
  がいつ頃割られたのかは不明。
 
弘法石
再興宥慶法院孝弟等
 磨崖仏の左手にそびえる巨大な岩は「聖教石」とされていて、その聖教石の下の 
石は「吽字石」と呼ばれ、弘法太師がお経を納めて蓋をしたところと言われています。
県指定文化財 百体磨崖仏・・・中腹の標高140mほどのところにあります。  
   
閑居山登山道入口の碑
 
 以下の写真は平成26年9月4日に市民学芸員 山部門の鈴木さんの案内で閑居 
山へ行った時の写真です。
 権現山の方へ足を延ばしました。
 
  
 
綿石
巨岩(花崗岩)・・・岩の上部に梵字が刻まれています。いつ頃刻まれたものか不明 
杉沢の滝
助六地蔵
金掘り穴と称する岩窟
「聖教石」に線刻された不動明王
吽字石