平成19年頃より、土浦市の老舗料亭「霞月楼」に於いて、銘茶・茶道具の専門店「栗山園」
主催による定例茶会が催されておりました。
今後随時茶会の様子等を掲載いたしますのでお楽しみください。
詳細については「栗山園」さんにお問い合わせください。
平成29年4月29日(土)昭和の日 第20回
濃茶席・表千家不白流 薄茶席・裏千家 立礼席・裏千家で催され、濃茶席は久保田
社中が担当いたしました。
一席11名で9席いたし、99名のお客様をお迎えいたしました。
会 記
寄 付 軸 「喫茶去」 足立泰道
本 席 軸 「円相に心」 立花大亀
香合 染付山水文丸香合 高橋道八 花入 煤竹尺八 福本積おう
茶入 出雲焼 花 うらしま草
仕服 船越間道
茶杓 「日々新」 当代家元作 水指 信楽耳付 6代目上田直方
蓋置 竹 後藤瑞巌 花押 茶器 待庵古材 八角茶器
釜 天猫釜 炉縁 南禅寺古材
菓子 「菜種の里」不昧公の命名
主碗 黒楽 9代了入作(14代覚入の極)
替碗 赤楽 初代小川長楽(長友軒) 大樋(飴釉) 10代長左衛門
鼠志野 12代加藤景秋
抹茶 「茶寿の昔」 小山園
「出雲焼」は二代目松江藩主が江戸時代初期、朝鮮からの帰化人の「倉橋権兵衛」に御用窯
として開窯させ、一時50年間位中断していたが、七代目藩主 松平不昧公が「長岡住衛門」
を五代目に起用し、再興させ、明治の頃に「楽山焼」となり、現在は十一代「長岡空権」
茶入に「出雲焼」を使用したので、松江の三大銘菓の一つ不昧公命名の「菜種の里」を「三
英堂」からお取り寄せいたしました。その「菜種の里」は不昧公当時の御用達の菓子屋「面高
屋」から三英堂に伝来されたそうです。
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