茶飯釜の稽古茶事

 4月4日(日)の土浦霞会の茶会に懸釜するため、2月からずう〜と風炉の稽古をしていた
ので、生徒さん達に楽しんでもらいたいと4月24日(土)と27日(火)の2回、茶飯釜の稽古
茶事をいたしました。
 本来、茶飯釜は1月末、2月、3月上旬頃の寒い時がご馳走なのですが・・・・・
 小間「道友庵」は台目で中柱があるため自在や鎖はかけないと聞いていたので、広間「西
山軒」で行いました。
 11時案内、10時45分頃に寄付の「道友庵」に手がかりが開いているのを確認して入り、汲
み出しを喫し、迎付けを受け本席の「西山軒」に通りました。
 席中では香をたかずに、床は香合荘に。
 初炭点前・・・・・・・・・常の炭点前とは違う炭のつぎ方や湿し灰をたっぷり撒くこととかを指導
               しま した。


 ◎ 長盆を持出す。・・ざるに洗い米をいれて・茶巾をいれた蓋置・杓子・火吹竹
 ◎ 釜を下ろし、ざるの米を入れ釜を掛け火吹竹で吹く。
 ◎ 客に吹くのを助けてもらい、長盆を引く。
 ◎ 客は香合を拝見している。
 ◎ 折敷を出す。・・・向付(真鯛・レモン・山葵)・飯椀の蓋だけ・汁椀
 ◎ 一献・・・・釜のご飯の加減を気遣いながら鎖の調節をする。
 ◎ 煮物椀(海老真薯・芽レン草)を出す。・・・・鎖を上げる。
 ◎ 長盆を持出す。・・組釜敷・鍋敷・小さい盆・飯椀・青竹に杓子二本・蓋置(茶巾)・金杓子
 ◎ 釜を鎖からはずす。
 ◎ 汁鍋(ナメコ・豆腐)を持出し鎖に掛ける。(金色の持合わせがない為)
 ◎ ご飯を盛り小さい盆の上に置き、正客は手送りでご飯を詰に廻す。
 ◎ 汁鍋を正客に出す。
 ◎ 預鉢(ゆばひろうす・玉こんにゃく・竹の子)の鍋を持出し、鎖にかける。
 ◎ 二献目
 ◎ 焼物(鮭)を出す。
 ◎ 飯器を持出し、ご飯を移す。
 ◎ 釜を水屋に下げ、洗って水を入れ、持出す。
 ◎ 炊き合せの鍋を鎖より外し客に出し、ヌレ釜をかける。
 ◎ 飯器を客に出し、長盆を引く。
 ◎ 進肴(小松菜・もみのり・ごま)を出す。
 ◎ 八寸(ぎんなん・ホタテ)・・・・箸洗は省略
 ◎ 湯斗・香の物(沢庵・茄子・かくや)
 ◎ 折敷を引く。

和 菓子を出し、中立・       喚鐘・後入り    以下、炉の正午の茶事と同様  

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和菓子を出し、仲立ちになります。

和菓子は練切の「藤」です。
干菓子は蝶・青楓 でした。

※ 会費は一人1,500円をいただきました。

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