トップページへ

茶会記へ

 例年のように交代で薄茶を一服づつ点てました。

K さん

※ 今年も諸々の用事で7名の生徒が参加出来ませんでした。

Y さん

初 釜(H22.1.10)

 明けましておめでとうございます。
 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
 今年もまた日本古来の習慣にならい、結び柳に炭飾り、香合を床にしつらえ、迎春を慶び、
昨年同様の道具に又出会えたことの喜びを大福茶で分かち合いました。
 今年も暖かで穏やかな日和でした。
 9時半に寄付(西山軒・六畳間)に入り、身支度をととのえて皆で年頭の挨拶を交わし、汲
出の「桜茶」を喫し、待合(小間・道友庵)に通り、「花びら餅」をいただきました。
 今年も例年の如く、東・半東は社中の生徒二人が担当しました。

待 合

N さん

I さん

Y ちゃん

本 席

東 濃茶 Fさん

半東 薄茶 Sさん

O さん

K さん

K さん

初釜には欠かせない「六角柳」について・・・・

  小野の妹子が京都市中央区の六角堂に植えたのが始まりで、妃との出会いを願っていた
 嵯峨天皇の夢枕に「六角堂の柳の下を見よ」とのお告げがあり、飛び起きてその場へ行って
 みると、そこには絶世の美女がいて後に天皇の妃となったということで、六角堂の柳に願いを
 かけると良縁に恵まれる「縁結びの柳」で、
  青々と茂った枝が地面すれすれまでに伸びる姿から「地すべり柳」とも呼ばれている。   

「花びら餅」は縁高で・・・

当流は上段が正客です。

床 「虎嘯けば風生ず」
     臨済宗 南禅寺派 元管長
                  柴山全慶
 「龍吟じれば雲起り
     虎嘯(うそぶ)けば風生ず」  碧巌録

龍が唸ると雲が起こり、虎が吼えると風が生ずる。龍と虎
が示し合わせて、共に無心にして、同気相応じて意気投合
の様子をいった句です。

中国には古く四神(青竜・白虎・朱雀・玄武)崇拝の風習が
あり、それが我が国にも伝わり、西方の神の白虎・東方の
神である青竜とともに「竜虎図」が流行し、邪気を避ける神
獣とされていました。
襖や掛軸にトラの絵が多いのも魔除けになるという信仰か
らでした。

トップへ