初 釜(21.1.12)

 明けましておめでとうございます。
 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
 今年もまた日本古来の習慣にならい、結び柳に炭飾り・香合を床にしつらえ、迎春を慶び昨年
同様の道具に又出会えたことの喜びを大福茶で分かち合いました。
 今年は暖かで穏やかな日和でした。9時半に寄付(西山軒の水屋)に入り、身支度を整えて皆
で年頭の挨拶を交わし、待合(小間 道友庵)に移り、汲出の「桜茶」を喫し「花びら餅」をいただ
きました。
 今年も例年の如く、東・半東は社中の生徒二人が担当しました。

干支の牛・松

蓋置 箔散突羽根

茶杓 輪島塗 松竹梅

薄器 帯七宝蒔絵 溜大雪吹

I さん

K さん

K さん

K さん

H さん

Y ちゃん

 例年の如くお薄は最初と最後を半東のFさんが勤め、交代で薄茶を点てました。

本歌は共筒に
「万代を君にまかせて松かへのふかき緑も色をそふらん」と歌書されています。

流祖不白作写
竹茶杓「松が枝」

茶入・仕服は前年と同
茶杓・松が枝

炉縁 高台寺蒔絵
     輪島塗

銀碗はお顔と同じ大きさ?

銀の正客

金の正客

「大福茶」でお濃茶を

 東のO さん

紅白椿

軸 「無事是吉祥」
 結び柳に炭飾り

松竹梅 羽子板

本 席

 昨年の暮、露地一面に紅葉が敷かれてありましたが、紅葉を取り払って松葉を敷きました。

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 今年も動座して「千代田カントリーゴルフ倶楽部の迎賓館」にてお懐石を楽しみました。
 ※ 4人の生徒が欠席でした。全員揃っての初釜は無理でしょうか?

干支 絵馬に丑絵

吉祥文

黒楽  銘 吉祥

N さん

K さん

Y さん

最初と最後は半東のFさん

順次、露地に出て蹲にて手と口を清め本席の広間茶室に通ります。

汲出の桜茶を喫し・・・

花びら餅

N さん

干支 「春風一笛」
      「十牛図」六番騎牛帰家の色紙
 
  「十牛図」は中国の廓庵禅師が禅の悟りを一頭の
  牛と牧童とに例え、得悟の過程を十の図解によっ
  て説いたものです。

 六騎牛帰家
   十五にして学に志し、三十にして立ち、四十にし
   て迷わず、五十にして漸く天命を知るは、あばれ
   る牛を手なづけて騎り行く如し。 

K さん

待 合

干菓子

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